往年の名作ゴッドファーザー( The Godfather)
外国映画の代表作でもあるゴットファーザー(原題: The Godfather)は1972年にアメリカで公開され、興行成績や興行収入も当時の記録を破る快挙となった言わずと知れた名作です。
その年のアカデミー賞の主演男優賞にマーロン・ブランド、作品賞にアルバート・S・ラディ、脚色賞にマリオ・プーゾとフランシス・フォード・コッポラが受賞しました。
作品は観ていなくても映画の題名や「ゴットファーザー愛のテーマ」は聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
ゴットファーザーPARTⅡ、PARTⅢへと続くシリーズ三部作
脚本は原作者のマリオ・プーゾと監督のフランシス・F・コッポラの共作、アカデミー脚本賞を受賞している。
この作品の魅力は、何といってもマーロン・ブランドとアル・パチーノの二人の名演
マフィアのボスでありながらドラッグには手を出さずに、友人の頼み事ならあらゆる手を使ってでも義理を果たし、その一方で家族をこよなく愛するドン・ヴィトー・コルネオーネ
一方マフィアとは無縁な大学生のマイケル・マイク・コルレオーネ演じるアル・パチーノが、愛する父親が撃たれ、兄も殺害され復讐していく様がこの作品の魅力
今までにマフィアを題材とした映画は無数にあるけどこの映画はその原点ともいえる。
井筒和幸監督も「ゴットファーザー」は価値観そのものが変わると言っています。
リアルタイムで劇場にて鑑賞し、ドーンという衝撃で、席が立てないくらいになり、今までの映画を全否定するような感じなったそうです。
自身の作品の「ガキ帝国」にも影響を受けて、ステーキハウスのシーンの「イタリア語で話そうぜ」というシーンを「ガキ帝国」の中で主人公や仲間が朝鮮語を話している場面に影響を受けたといっています。
多くの映画ファンがベストオブベストにこの作品を選び、何十回と観るというのも納得します。
私自身もこの作品を見終わって何日も経っても未だ余韻が冷めずに、ゴットファーザーのテーマ曲とマーロンブランド扮するドン・コルネオーネが同じイタリア移民の知人から娘が乱暴された復讐を頼んでいるシーンや、アルパチーノ扮するマイケルがステーキハウスで発泡するシーンが何度も蘇ります。
どの作品でも共通する事だが、マーロンブランドとアルパチーノの名演技、そして作品の中身や脚本と最高のテーマ曲全てが揃った作品
どの世代の人が観ても、どの国の人が観ても人種や性別、世代を超えて必ず絶賛する名作中の名作でしょう。